あと２ヶ月で35歳。 そんな僕に彼は言った。 「35歳かぁ。そっからの10年間、あっという間だぞ」 「若い間は感じないかもしれないけど、40になると 独り身を寂しいと感じることは確実に出てくる。 話し相手がいないと、やっぱり、な」 前者はともかく、後者…

人は誰しも、大なり小なり不誠実なもの。 だから嘘をつくこともあるし、 約束を果たせないこともある。 いっときの不実を詰っても不毛なだけ。 なぜなら僕だって、大なり小なり 不誠実なところは確かにあるのだから。 ただし嘘をついたのが公人であるならば、…

世界は回る。 四季は巡る。 １か月前まで当たり前だったことが、 今日には新しい常識に取って代わられる。 僕は踊る。 変な汗が噴き出す。 変な汁も飛び出す。 今日は秋晴れ。

かすめとった。醤油豚肉焼きうどんを。21時。デリカ辺りの商品がどんどん値下げされていくあの現場で。近所のスーパーで。彼が見ている目の前で。 たぶん狙っていたんだろう。あと３秒でも早ければ、あれは彼のものになっていたんだろう。いろいろ物色してい…

２段ベルトがかーくんの宝物で、 窓枠にもたれてそれに親指をかける。

かーくんは空を見ない。 ✕✕✕をやり続ける。 いつかはみんなが好きになる。 神様は、みんなの中にいるから。

かーくんは空を見ない。 ✕✕✕をやり続ける。 いつかはみんなが好きになる。 神様は、みんなの中にいるから。

俺は…やるのか…

ほんの１ヶ月前までは「本当に好きだ」と思っていたのに。彼氏の影が見えた瞬間冷めてきた、いや正確には、そう悟った時は確かにつらかったはず。 それが今やどうだ。彼女の顔を見ても、もはや何も感じなくなってしまっているではないか。